関西で有数の観光地である淡路島。
国生み神話のなかでは最初に生み出されたとされる島で歴史はかなり古くからあります。
2021年9月25日に放送されたNHKの番組「ブラタモリ」でも取り上げられていて、興味を持った方もいるのではないでしょうか?
本州からわたるには明石海峡大橋が主要なルートになります。
そのため、どうしても交通が集中して、連休などには大渋滞になることも。
今回は渋滞を避けた淡路島から脱出する移動方法について紹介します。
3つのルート
自動車を使った場合、淡路島から出るためには明石海峡大橋を通るしかありません。
自転車や原付の場合は、船で明石までわたることもできるのですが、子供連れの場合は自動車という選択になろうかと思います。
明石海峡大橋そのものは片側3車線で広いですし渋滞する確率は低いのですが、大型連休などの帰るピークと重なると橋の上で渋滞してしまうこともあります。
ここだけは混雑する時間をさけるしかありません。
ただ、橋を渡った後は3つのルートがあり、ここで少しでも渋滞を避けることはできます。
第二神明ルート(垂水JCT~第二神明~阪神高速3号神戸線)
一番シンプルかつ阪神間が目的地であれば最短のルートです。
カーナビなどではこのルートが表示されることが多いです。
橋を渡って最初のJCTである垂水JCTで阪神高速湾岸(垂水)線に入ります。
(といっても、阪神高速の表記はほとんどないので、阪神高速であるとは知らない人もおおいと思います。)
そのまま少しの距離を走って名谷JCTから第二神明に入り、そのまま阪神高速3号神戸線に接続します。
所要時間は一番早いですが、阪神高速に入ってから月見山付近・湊川付近と渋滞ポイントが多く、
明石や姫路の方から来た車も多数走ることになるので、渋滞しやすいルートです。
- 神明というのは神戸と明石の意味です。
- 第二というのに第一はありません。
- 第二神明は二つに分かれていますが、北ルートと呼ばれ、第三神明ではありません。
阪神高速31号神戸山手線ルート
垂水JCTではそのまま直進して次の布施畑JCTを目指します。
明石海峡大橋から垂水JCTのあたりは片側三車線ありますが、通行量が多いときは垂水JCTで出たい車が一番左の車線、真ん中の車線に集まり混雑します。
そんな場合でも、空いている一番右の車線を走れるのでストレスなくドライブできます。
布施畑JCTからは阪神高速7号北神戸線に入ります。
そしてまたすぐに表れる白川JCTで阪神高速31号神戸山手線に入ります。
しばらく走り続けると大きくカーブを描いて湊川JCTから阪神高速3号神戸線に合流します。
このルートでは布施畑・白川と2つのJCTですぐに乗り換える必要があるので気が抜けません。
また、個人的には湊川JCTでの合流が苦手です。
カーブしながら短い距離で合流するので、ドライブが得意ではない人はちょっと怖いかもしれません。
おそらくそう思う人も多いと思いますが、湊川の合流ポイントでよく渋滞が起きている印象です。
(渋滞が起きているときはみんなゆっくり走っているので安心し合流できるというメリットもありますが…)
このルートは最後の湊川JCTの手前で川底を走る区間があり、危険物を積載した車両は通行できません。
新神戸トンネルルート
新神戸トンネルは神戸市道路公社の道路として昔からありましたが、阪神高速とは別料金になるのでこのルートはとても割高でした。
それが2012年に阪神高速道路に移管されたことで、一体化した料金体系になり、阪神高速に乗りつぎやすい安さになりました。
布施畑JCTで阪神高速7号北神戸線に乗り換えて、箕谷JCTまで向かい、そこから新神戸トンネルに入ります。
この新神戸トンネルも5km以上の長さになるトンネルなので、危険物を積載した車両は通行できません。
箕谷側からトンネルに入ると、ほぼまっすぐの下り坂が続くので、油断するとかなりスピードが出ます。
くれぐれも運転はお気をつけて
新神戸トンネルには3か所出口がありますが、阪神高速3号神戸線に乗り継ぐなら最後の国道2号出口から、すぐに阪神高速3号神戸線の生田川入口に入れます。
ただし、ここは出口すぐのところに信号があり、結構待たされます。出口渋滞をすることもあるので、そういう場合は一つ手前の神若出口で出た方が早いこともあるようです。(淡路島に行くときによく乗る高速バスは神若出口を使っていました。)
おすすめのルートは?
渋滞していなければ一番速く走れて一番早い第二神明ルートが一番いいと思います。
通常だとほかのルートと比べて10分程度短い時間で、料金は200円程度安く走行できます。
ただし、このルートは姫路の方からくる車も多数通るルートですし、慢性的に渋滞の発生しやすいルートです。
渋滞していると思ったらほかのルートに切り替えるのがいいのかなと思います。
ちなみに、淡路サービスエリアから出てすぐのところに、どのルートが一番早いか、表示板で教えてくれています。
(ちょっとカーブにあるので見落としがちなんですが…)
そこの表示時間を参考にするといいと思います。
今回は阪神間へのルートとして3つのルートを紹介しました。
大阪よりも東、京都などへ行く場合はもっと北回りで、三木JCT経由で中国自動車道を通るルートもあります。
渋滞を避けて、淡路島の楽しい思い出をそのままに帰りつける参考になれば幸いです。