こどもがいる家庭で、支出の大きな割合を占める教育費。
どのくらいかけても良いのか、かけるべきなのか。
家庭ごとに考え方は違うでしょうが、ほかの家ではどうしているのか気になります。
また、これからどのくらい教育費がかかるのか心配になる人もいらっしゃるかと思います。
将来のことを正確に予想するのは難しいですが、今のことを振り返ることはできます。
今回は、我が家の2022年を振り返って、
どのくらいの費用が掛かったのか
どういう考え方で費用をかけたのか
についてご紹介したいと思います。
育児中の皆さんの参考になれば幸いです。
2022年の支出は約150万円
ざっと全体の教育関連費の支出は年間で約150万円でした。
結構大きな額ですね。
ざっと一か月に12.5万円程度の支出があることになります。
ここに含まれる費用は
- 習い事
- 小学校(給食費・教材費など)
- 学童保育(民間)
- 保育園(保育料・給食費)
- 書籍
などです。
それぞれについて少し細かく見ていきたいと思います。
習い事にかかる費用
習い事はどんなことをさせたいか、本人が何に興味があるかで大きく変わってきます。
家庭によって判断もわかれるところでしょう。
うちでは、
- スマイルゼミ(タブレット学習)
- ワールドファミリー(英語)
- 水泳教室
- 体操教室
- ピアノ
を習わせています。
こうして並べてみると結構な数ですね。
2022年は一年で約63万円と、教育関連費用の中では一番多い支出でした。
月謝を表にしてみるとこのような感じです。
長男 (小学1年) | 次男 (5歳) | 三男 (2歳) | 合計 | ||
タブレット教材 (スマイルゼミ) | 3,828円 | 3,278円 | – | 7,106円 | 三男のおもちゃにもなっている 学年ごとに値段が変わる |
英語教材 (ワールドファミリークラブ) | 3,410円 (2,222円) | – (2,222円) | – (2,222円) | 3,410円 (6,666円) | 3人で利用 ()内は4年前に購入した教材費を相当 |
水泳教室 | 8,850円 | 8,250円 | – | 17,100円 | |
体操教室 | 7,300円 | 7,300円 | – | 14,600円 | |
ピアノ教室 | 9,900円 | – | – | 9,900円 | |
合計 | 52,116円 |
家族単位の料金は子供が多いとお得
こうして並べてみると英語教材がとても安くみえます。
家に置いておく教材なので、兄弟が何人いても月額3,410円です。兄弟が多いほどお得ですね。
ただこれには注意が必要で、4年ほど前に教材一式を80万円程度で購入しています。
3人の子供がそれぞれ10年間利用すると仮定すると、1人1か月あたり約2,222円分をすでに支払ったことになります。
それでも3人分の月額で11,076円なので、ほかの習い事に比べるとコスパはいいかもしれません。
1つの習い事に8,000~10,000円
だいたい一つの習い事につき、先生に教えてもらうタイプのものは8,000~9,000円というイメージでしょうか。
教材を自分でやるタイプのもの(うちでは、スマイルゼミとワールドファミリー)は、安いですが、親が頑張ってリードしてあげる必要があります。
うまくリードできると自分でできるようにはなるので、うまくいけばお手軽で良いですね。うまくいけば。
習い事へ通うための移動費はほぼゼロ
我が家ではほとんど自転車で習い事の送迎をしているので、移動費用はほとんどかかっていません。
駐輪スペースが教室の近くになくて、市営の駐輪場にとめる場合があるので、1回につき100円払うことがある程度です。
小学校にかかる費用
長男が2022年の4月から小学1年生となったので、4月~12月分がかかりました。
公立の小学校なので、それほど大きな負担にはなっていません。
8か月間だけの値ではありますが、全体で50,000円程度の負担でした。
(↑ただし、ランドセル代は含みません。)
給食費
西宮市の場合、一食当たり250円です。
実際の支払いは以下の通り
支払い月 | 食べた月 | 給食回数 | 支払った給食費 |
6月 | 4・5月 | 26 | 6,500円 |
7月 | 6月 | 22 | 5,500円 |
10月 | 7~9月 | 31 | 7,750円 |
12月 | 10・11月 | 36 | 0円 |
西宮市では物価高騰による救済措置で、10月以降(2023年3月まで)の給食費が免除となりました。
そのため、8か月の合計は19,750円となりました。
本来はここに250円×36回(10・11月分)=9,000円が加わるので、28,750円だったようです。
学校諸費
小学校では給食費の他にも必要な費用を徴収されます。
PTA会費だったり、遠足の時の費用だったり、ノートなどの教材費も含まれています。
8か月間の合計で約16,000円でした。
入学時の費用
小学校で使用する体操服や、給食袋、粘土やボードなどの教材の費用も掛かりました。
体操服が一番かかって1万円程度。
毎日運動しても大丈夫なようにと2セット買ったのですが、学校側では洗濯に配慮してくれているようで、実際には1セットで回すことができています。
その他の教材は1000円未満のものが多く、それほど負担ではありませんでした。
ランドセルなどのカバンも必要です。
最近ではあえてランドセルにしていない家庭も増えているような印象です。
体の小さい子供にとってはランドセルは大きすぎるので可愛そうになります。
我が家では実家からプレゼントをしてもらったので、今回の費用には含んでいません。
いろいろなものがあるので値段も様々ですが、5万円程度を見ておくと選択肢はありそうです。
学童保育にかかる費用
小学生になると学校は早く終わってしまうので、親の仕事が終わるまでの時間、学童保育をお願いすることになります。
この学童保育の費用が、2番目に多く、約46万円でした。
4月からの8か月でのこの額なので、1年間だと70万円くらいになってしまいそうです。
高学年になってきたら、カギを渡して一人で家にいてもらってもいいし、友達と遊びに行っても良いかなとおもいますが、低学年のうちはさすがに心配ですし、ちょっとかわいそうな気もします。
学童保育は小学校の敷地内にある公的なものと、ほかの小学校の子供たちもいる民間のものがあります。
民間のものは高額なので迷ったのですが、我が家では民間を選択しました。
同じ小学校だけではなくて、ほかの小学校にも仲の良いお友達ができると良いなと思ったからです。
(実際ほかの小学校の友達ができたかというと、そうでもなくて、結局同じ小学校のお友達といることが多いようですが…)
ちなみに、西宮市の学童保育「放課後児童クラブ」であれば、月1万円程度(年12万円程度)で済むようです。
市のサポートは本当にありがたいですね。
保育園にかかる費用
3月までは長男(5歳児)と次男(3歳児)が保育園、
4月からは次男(4歳児)と三男(1歳児)が保育園でした。
保育園にかかる費用は、保育料と給食費をあわせて年間で約32万円でした。
保育料
保育料の無償化ということで、3歳児以上の保育料は免除されています。
ということで、3月までの保育料は無料でした。
4月以降は1歳児の三男を保育園に預けるようになったので、その分の保育料が発生しました。
保育料は世帯年収によっても大きく変わります。
うちの場合
最初の5か月は共働き中の年収で判定されたので月額34,900円(保育園2人目なので通常の半額)で、
残りの4か月は妻の産休・育休中の年収で判定されたので月額19,500円(保育園2人目なので通常の半額)ほどになりました。
8か月合計で約25万円でした。
かなりサポートが入って減免はしてもらっていて、大変ありがたいですが、大きな支出ではあります。
子育て世代としてはここの部分も含めて、無償化してもらえると少し気が楽になりますね。
給食費
保育料は無償なのですが、給食費は別途支払う必要があります。
公立の保育所の場合は、月額5,500円。
公立ではない場合は施設によって異なる値段が設定されています。
ウチの子供が通う保育園では、月額6,600円(年額79,200円)となっています。
1~3月は長男も保育園だったので3か月間は2人分支払っていましたので、通常であれば99,000円必要でした。
実際には、新型コロナによる学級閉鎖や登園自粛がかなりの日数あって、その分の給食費は返還され、実質の負担は71,340円でした。
一食300円程度で栄養のある食事を提供してもらえるので、感謝です。
書籍にかかる費用
うちでは、絵本や図鑑など、子供が興味を持ったものはとりあえず購入しています。
もっとも本屋にいくことも少ないので、そんなにたくさん買っているわけではありません。
毎月購読している子供向けの本と、興味に合わせて購入した絵本などをあわせて、年間で6万円くらいでした。
まとめ
振り返ってまとめてみると、我が家の教育関連費用では
習い事にかける費用が約63万円と一番大きな割合でした。
三男がまだ習い事を始めていないことを考えると、これからさらに増えそうです。
次に割合が大きいのが学童保育で約46万円。
年額にすると70万円相当なので、来年はトップになるかもしれません。
これでも週に3回だけの利用なので、すべてこの学童保育に預けるとすごい額になりそうです。
実際、同じ民間の学童保育を利用している人の中にも、回数を抑えつつ、西宮市の学童保育も利用して費用を抑えているケースもあります。
上位2つはいずれも民間のもの。
これらをのぞくと、年額は40万円程度にまで下がります。
いかに公的な教育についてはサポートをしてもらえているかがよくわかります。
親としては、こどもに色んなことをさせてあげたいと思うところですが、必要最低限のことであれば、それほど費用が掛からないといえそうです。
今子育て中のかた、これから子供を産みたいけれど教育費が心配という方の参考に、少しでもなれば幸いです。