旅行や帰省に新幹線を使う方は少なくないでしょう。
みどりの窓口に並ばずに、インターネットで手軽に予約できるシステムは便利です。
特に多くの人が移動する時期は、駅員さんのいる窓口は混雑しがちです。
ICカードなどを利用して、さっと乗車したいところ。
東京から九州までの新幹線には2つの予約システムがあります。
スマートEXとエクスプレス予約。
さらにJR西日本エリアであれば特に割引率の高いe5489もあります。
どれを使うべきか迷ってしまいます。
今回はこの3つのサービスについて比較してみたいと思います。
先に結論だけ言うとこんな感じ。
- 繁忙期には新幹線にのらないし、予定は早めに固めるという人はスマートEX。
- 繁忙期も含めてよくに新幹線に乗るし、予定は直前まで変更することが多い、という人はエクスプレス予約。
- 西日本だけの移動をするという人はe5489(J-west会員)がよさそうです。
お手軽に始められるスマートEX
普段は新幹線に全然のらないけれど、交通系ICカードは持っているよという方には手軽に始められるのがスマートEXです。
早めの予約でお得な商品は色々ありますが、条件が細かく設定されています。
詳しくは今回は紹介しませんが、東海道新幹線(東京~新大阪)はほとんど安くならないと思った方が良いかなと思います。
土日祝の3日前までに予約すると使える、のぞみファミリー早得はおススメです。
ただし、ゴールデンウィークやお盆、年末年始など、多く人が移動する時期は繁忙期・最繁忙期料金となってしまいます。
いつでもお得なエクスプレス予約
新幹線での出張が多くて仕事で使う人も多いでしょうか?
年会費がかかりますが、その分いつでもお得な料金で利用できるのがエクスプレス予約です。
最初の導入には少し手間がかかりますが、一旦作ってしまえばかなりお得です。
年会費もデメリットにはしましたが、年に一回以上東京~新大阪を往復するようであれば、元が取れる程度です。
同行する家族のICカードは、一般的な交通系ICを登録することができるので、便利です。
西日本エリアに強いe5489
JR東海のエリアは利用者が多いこともあり、あまり割引されないのですが、JR西日本エリアは場合によっては大きく割引されることもあります。
特に会員登録をしなくても割引商品があるのは魅力的です。
新大阪~博多間の料金比較
色々と細かい条件があってわかりにくいですが、利用シーンを想定して値段を比較してみました。
通常期に新大阪駅から博多駅まで、のぞみ・みずほを利用し、往復割引を適用した場合で計算してみました。
通常料金 | スマートEX | エクスプレス予約 | e5489(J-west) | |
片道料金 | 16,020円 | 15,400円 | 14,600円 | 14,700円 |
往復割引 | 15,040円 | 14,420円 | 13,520円 | 13,720円 |
14日前料金 | 11,690円 |
エクスプレス予約が一番安い結果でしたが、14日前までの予約であればe5489で予約するととても安い金額が設定されていました。
ただ、これは期間が限定されているので、いつでも購入できるわけではないようです。
東京~広島間の料金比較
次は、東海道新幹線を含む区間で検討してみました。
通常期に東京駅から広島駅まで、のぞみ・みずほを利用し、往復割引を適用した場合で計算してみました。
e5489は通常料金と全く同じになるので、今回は省きました。
通常料金 | スマートEX | エクスプレス予約 | |
片道料金 | 19,760円 | 19,240円 | 17,990円 |
往復割引 | 18,570円 | 18,050円 | 16,600円 |
21日前料金 | 15,000円 | 15,000円 |
スマートEXとエクスプレス予約では21日前までに予約すると受けられる割引は同額でした。
まとめ
以上、東海道山陽新幹線に乗車するときに使えるカードを比較してみました。
年会費はかかりますが、エクスプレス予約が一番安定して安く乗車出来そうです。
西日本に住んでいる場合はe5489が安い場合もありました。
好みにもよりますが、
- 繁忙期には新幹線にのらないし、予定は早めに固めるという人はスマートEX。
- 繁忙期も含めてよくに新幹線に乗るし、予定は直前まで変更することが多い、という人はエクスプレス予約。
- 西日本だけの移動をするという人はe5489(J-west会員)がよさそうです。
少しでも参考になれば幸いです。