六甲・摩耶でお手軽山登り

おでかけ

秋のお出かけシーズンですね。

子供たちにどこに遊びに行きたいかと聞くと、山に行きたいとのこと。

西宮から近くで行きやすい山で

子供たちが楽しめそうで

車を持っていなくても移動に困らない場所

ということで、交通機関がしっかりしている摩耶山・六甲山に登ることにしました。

今回はお得なきっぷ、六甲・まやレジャーきっぷを利用してみました。

めぐったルートや六甲・まやレジャーきっぷのお得さ、失敗したところなど紹介します。

結局大人一人当たり1500円程度、家族全員で4000円以上お得でした。

こどもを連れて六甲山・摩耶山に出かけるときの参考になれば幸いです。

なお、この時の様子はママブログの方でも掲載しましたのでよろしければこちらもご覧ください。

以下では、スケジュールや費用について詳しくお伝えします。

今回の行程

開始時刻終了時刻内容通常料金(大人1人)割引料金備考
阪神電車(西宮~神戸三宮)270円
10:0810:34神戸市バス18系統(地下鉄三宮駅~摩耶ケーブル下)210円
10:4010:45摩耶ケーブル(ケーブル下~虹の駅)450円
11:1011:15摩耶ロープウェイ(虹の駅~星の駅)450円
11:1511:45掬星台
11:4512:03六甲摩耶スカイシャトル(摩耶ロープウェイ山上駅~記念碑台)440円
12:0312:33記念碑台
12:3312:40六甲山上バス(記念碑台~ガーデンテラス)220円
12:5013:50六甲ガーデンパレス 昼食六甲・まやレジャーきっぷで10%引き
13:5014:40六甲枝垂れ500円STACIAカードで10%引き
14:4714:50六甲山上バス(ガーデンテラス~ミュージアム)170円
14:5516:15森の音ミュージアム1200円
16:2016:27六甲山上バス(ミュージアム~六甲ケーブル山上駅)210円
16:3017:00六甲ケーブル 代替バス(六甲ケーブル山上駅~下駅)600円
17:1617:50神戸市バス16系統(六甲ケーブル下~阪神御影)210円
阪神電車(御影~西宮)270円
今回の行程 ★はチケットに含まれる

六甲・まやレジャーきっぷ

阪急沿線あるいは阪神沿線から六甲山におでかけするにはもってこいのチケットです。

  • 阪急あるいは阪神の往復
  • 阪急あるいは阪神から山のふもとまでのバス
  • 山を登るための六甲ケーブルあるいは摩耶ケーブル
  • 山の上での移動手段のバス

これらがすべてセットになっています。

往復するだけでもお得な値段設定ですが、特に山上バスが乗り放題なので、複数施設を回る予定であれば断然お得です。

きっぷの値段と有効期限

阪急版:大人2100円、こども1050円

阪神版:大人1950円、こども1000円

有効期限:2022年11月30日

阪急のほうが遠方からでも利用できるので少し高めになっています。

西宮など阪神間に住んでいる人はどちらも利用できます。

阪神版のほうが安いのですが、阪急の駅にも歩いて行けるという人は、阪急版の方をお勧めします。

(阪神を利用するとかなり時間がかかります。)

発売場所

【阪急版】阪急電車 ごあんないカウンター、六甲駅、阪急ツーリストセンター大阪・梅田、阪急京都観光案内所・河原町

【阪神版】阪神電車 大阪梅田、尼崎、甲子園、御影、神戸三宮の各駅長室、阪神電車サービスセンター(神戸三宮)

どこの駅でも買えるというわけではありません。

主要な駅でしか買えないということになっています。

我々は阪神版を利用したのですが、いったんPiTaPaで改札を入って、神戸三宮駅まで乗車して、そこのサービスセンターで六甲・まやレジャーきっぷを購入しました。

PiTaPaでここまで来た旨を伝えると、入場記録を取り消してくれました。

ちゃんと往復分の運賃も六甲・まやレジャーきっぷで賄えます。

まやから六甲へ

今回の目的地は六甲ガーデンテラス森の音ミュージアムでした。

こどもでもある程度楽しめそうなところ、ということでこの2か所を選定。

六甲山牧場という選択肢もあったのですが、たまたま小学校と保育園でそれぞれ動物園に遠足に行った後だったのでパスしました。

本来であれば六甲ケーブルで登って降りてくるのが一番早いのですが…

残念ながら六甲ケーブルが運行休止中で、代替バスになるとのこと。

こどもたちにケーブルカーを見せてあげたいなぁという目的もあったので、かなり遠回りですが、摩耶ケーブルから山に登ることにしました。

三宮から市バスで摩耶ケーブル下へ

神戸市バスの18系統に乗って、摩耶ケーブル下までいけます。

ただ、土日でも本数は多くなく、一時間に1〜2本くらい。

その場合は2系統に乗って、観音寺というバス停から歩いて坂を登ることもできます。

2系統は本数が多いので、どちらでも乗れるように地下鉄三宮駅前のバス停から乗るのがいいと思います。

ちょうど阪急とJRの三宮駅前高架下にあるので、阪神駅からも近くて便利です。

摩耶ビューライン

まずはケーブルカー

摩耶ケーブル駅

摩耶ケーブル下のバス停からケーブルカーの乗り場へは階段を登ってすぐでした。

バスからおりたひとは10人いなかったと思うのですが、団体さんがいたようで少し混雑していました。

ここでは六甲摩耶レジャーチケットを渡すと、日付のハンコを押してくれます。

ケーブルカーの旅は5分程度。

登ったところには廃墟として有名なホテル、摩耶観光ホテル跡があります。

ロープウェイに乗り継ぎ掬星台へ

ロープウェイ乗り場

ロープウェイはケーブルカーと比べて定員が少ないので、人数が多いときは待ち時間が発生します。

ただ、展望台もあるので待ち時間はそれほど気になりませんでした。

ロープウェイからは阪神間の東の方の景色がよく見えました。

登った先は1000万ドルの夜景で有名な掬星台。

広場になっていて、お弁当を広げて食べている人もたくさんいました。

シャトルバスで六甲へ移動

六甲摩耶スカイシャトル

阪急バスで運行される六甲摩耶スカイシャトル

ここでゆっくりしてもいいのですが、お昼ごはんをガーデンテラスで食べたかったので、次にくるバスですぐに移動。

摩耶から六甲へ行くバス、六甲摩耶スカイシャトルは30分に一本出てます。

日曜日は阪急バスによる運行で、ICカードも使えるようです。

このバスも六甲・まやレジャーきっぷで乗れます。

途中六甲山牧場の前を通過してどんどん東の方へ。

記念碑台で乗り継ぎ

目的地であるガーデンテラスまでは一本では行けないので、記念碑台で一旦下車。

乗り継ぎが悪くて、乗ってきた六甲摩耶スカイシャトルは12:03着で、乗り継ぐ六甲山上バスは12:03発でした。

バス停が交差点を挟んで反対側にあるので、乗り継ぎ0分での乗車は無理そうです。

乗り継ぐ先のバスも30分に一本なので、記念碑台で30分待ちました。

丘を登ったところにはビジターセンターがありました。

六甲山で見られる動物の紹介があり、剥製?の展示には子どもたちも惹きつけられていました。

待ち時間が30分と聞くと長く感じますが、30分程度滞在するにはちょうどいい見どころもあったかなと思います。

ガーデンテラスまで六甲山上バス

次に来たバスに乗ってガーデンテラス前まで。

バスは始発の六甲ケーブル前から乗った人が多かったようで、結構混雑していました。

途中、アスレチックパークで多くの人が降りました。

新しい施設で人気のようです。

うちはまだ子供が小さいので無理かなと思ってパスしましたが、もう少し大きくなったら面白いかもしれません。

六甲ビューパレスで昼食

昼食に利用した六甲ビューパレス

ガーデンテラスでは景色の良いレストランでお昼ごはんを食べました。

子供連れでもそれほど気にしなくていいレストラン。

景色のいい席はどうしても混雑しがちですが、席数が多いので少しまてば座れます。

一番奥にはソファーの席があるので、小さい子どもがいる場合はそこがいいかもしれません。

コロナ対策はかなりしっかりしていて、一人ずつ仕切られていました。

子供の多い家族連れには、子供のサポートができないので、ちょっと不向きかもしれません。

ちなみに、六甲・まやレジャーきっぷを見せると、お会計が10%引きになりました。

六甲枝垂れでアート鑑賞?

六甲枝垂れから見える景色

レストランから出たところで、目の前にあるので六甲枝垂れにも行きました。

冬に氷を作る池の部分に、アート作品が展示されていました。

子供が乗って遊べるものもあり、3人で遊んでいました。

六甲枝垂れから見る景色もなかなかのもので、長男はこの景色を見たことが良かったといってくれました。

ちなみに六甲摩耶レジャー切符を見せても割引はないのですが、ノベルティが、もらえたようです。

森の音ミュージアム

ROKKO森の音ミュージアム

少し楽しんだあと、再びバスに乗ってミュージアム前で下車。

ここにはオルゴールなど、自動演奏装置をたくさん集めたミュージアム、ROKKO森の音ミュージアムがあります。

昔は「ホール・オブ・ホールズ六甲」と呼ばれていましたが、名前が2回変わって、2021年から「ROKKO森の音ミュージアム」となり、進化したようです。

建物の外から面白い

森の音ミュージアムの前には、池にダイブした車にきのこが生えたアート作品がありました。

よくわからないけど、興味はひくもので、子どもたちはしばらく立ち止まっていました。

もう少し先に進むと、手回しオルガンがおいてあって、自由に演奏できました。

来場者が演奏する音も展示物の一つという考え方なのかもしれません。

見るだけだと面白くないですが、実際に気軽に触れるのはいいですね。

演奏家のいないコンサート

このミュージアムはいろいろ面白いところがありますが、子供たちにも手軽に楽しめるのはこの演奏家のいないコンサート。

30分ごとに異なるプログラムで演奏が行われます。

円盤ディスクのアンティークオルゴールから、最新のオルゴール、そしてバイオリンやアコーディオンなどがついた大きな自動演奏装置まで。

見たことがないような装置で演奏が行われます。

クラシック音楽だけでなく、ジブリの曲など比較的新しい曲もあり、親しみやすいです。

次男は「自動演奏ヴァイオリン フォノリスト・ヴィオリーナ」が面白かったようで、食い入るように見ていました。

そのまま帰路に

森の音ミュージアムから庭を通って隣の高山植物園まで歩いていけます。

今回はすでに遅い時間だったのでそのまま帰路に。

またミュージアム前のバス停から六甲ケーブルの山上駅までバスに乗って移動しました。

バスは30分毎なので、今回は1時間の滞在。

時間を気にして動く必要はありますが、まぁいいペースかもしれません。

六甲ケーブルの代替バス

代替バスはあまりうれしくないのですが、摩耶に戻るのも大変なので、覚悟して六甲ケーブルの代替バスを利用しました。

通常10分程度で移動できるところ、代替バスは30分弱かかるとのこと。

ケーブルカーの便利さがよくわかりました。

代替バスは高速バスタイプの大型のものでした。

タイミングよくすぐにバスには乗れたのですが、補助席での移動になりました。

カーブが続く山道をうまく運転して下までおりてくれました。

子供たちは疲れていてすっかり眠ってしまっていました。

大きく左右に揺れて、隣の人に持たれてしまっていましたが、その隣の人も寝ていて気にしていないようでした。

六甲ケーブル下駅に到着したのは17時。

思っていたよりは遅くなりました。

神戸市バスで阪神御影へ

六甲ケーブル下駅からは神戸市バスの16系統に乗って阪神御影に移動。

この神戸市バスも六甲・まやレジャーきっぷで乗れます。

ところが、終点の阪神御影まで行くバスは20分に一本くらい。

途中の阪急六甲やJR六甲道まで行くバスは6~7分に一本。

たまたま阪神御影行きのバスが出た後だったので、15分以上待つことになりました。

また、阪急六甲から阪神御影まではバスで20分程度かかりました。

今回は、阪神版の六甲・まやレジャーきっぷを使ったので、あえて阪神まで行きましたが、かなりの時間ロスがあったので、これだったら阪急版の方が効率よく移動できたかもしれないなと思いました。

まとめ

帰り道に思っていた以上に時間がかかって疲れましたが、山の上では十分楽しめました。

車がなくても気軽に遊べてとてもよかったです。

六甲・まやレジャーきっぷのおかげで、交通費だけで3500円かかる所が1950円で済みました。

お昼ご飯の割引もあったので、実際はもっとお得になっています。

素晴らしくお得なきっぷだなと改めて思いました。

反省点としては、阪神版ではなく阪急版にすべきだったということ。

150円ほど高くなりますが、その分早く移動できたかなと思います。

西宮神戸間の移動も阪急の方が速いですし、北側を走っているのでバスに乗る時間を少なくできます。

そして、市バスの待ち時間も少なくて済む可能性が高い。

そういうわけで、阪神でも阪急でも移動できるという方は、阪急版の利用をお勧めします。

ただし、今年の販売は11月30日までです。

来年以降も同じようなきっぷが販売されるといいですね。

少しでも参考になれば幸いです。