うどんと船の旅 高松へ

おでかけ

夏休みにどこに行きたい?という問いかけに対し、

長男は「船に乗ってみたい」といい

次男は「うどんを食べに行きたい」といったので

うどんが有名で船にも乗って行ける所ということで、香川県高松に行くことにしました。

今回は鉄道と船を使った、一泊二日の高松旅行のプランを紹介します。

のりものが好きな子供にとっては楽しい経験になったようです。

見どころ

ジャンボフェリー 新船あおい

長男が船に乗りたいということで、神戸港から高松港までを結んでいるジャンボフェリーを使うことに。

ジャンボフェリーでは2022年10月から運航を開始した新しい船「あおい」がちょっと話題になっていました。

とてもきれいでYouTubeなどでも紹介されていたので、せっかくなのでこの船に乗りたい。

ただ、平日に旅程を組んだので、行きの行程ではいい時間に「あおい」がでておらず、仕方なく帰りに組み込むことにしました。

土日は朝のいい時間に神戸を出発して、小豆島を経由して昼頃に高松につきます。

ちゃんと観光客のことを考えていますね。

瀬戸大橋を渡る マリンライナー

高松にいくならば瀬戸大橋も大事な観光ポイントです。

往復ともフェリーにしてもよかったのですが、せっかくなので片方は電車を使うことに。

山陽新幹線で岡山まで行って、そこから瀬戸大橋を渡るマリンライナーに乗車するルートを考えました。

マリンライナーは先頭に二階建ての車両があって、後ろは関西ではおなじみの新快速と同じ223系がつながっています。

子供たちにとっては面白い光景になるに違いないと思います。

また、マリンライナーには先頭にパノラマ席が1列だけあります。

こちらはグリーン車なので料金がかかるのですが、思い切って予約しました。

展望席から瀬戸大橋を渡る様子を見るのはきっといい思い出になります。

うどん巡りとうどん作り体験

高松は香川県の県庁所在地で、うどんの名店がたくさんあるところです。

うどん店も楽しみます。

今回は「山田屋」さんに行きました。

数は回れなかったのですが、今までに食べたことがないようなうどんでとても印象に残りました。

また、うどん作り体験もしました。

普段は売られているうどんしか見ていないわけですが、実際に自分で作ってみると、よりうどんに対して理解が深まるでしょう。

本当は、うどんの材料である小麦や塩・醤油などが作られているところも見れると、良いなと思ったのですが、ちょっと難しそうでした。

まだまだ魅力のある高松

ほかにも、鬼ヶ島や直島、小豆島など魅力的なしまもいくつかあるのですが、時間的にいろいろ回るのは大変そうなので今回は断念。

あくまでもうどんとフェリーをメインにすることにしました。

ここで紹介するルートには含んでいませんが、一泊伸ばしてほかの島などに行ってみるのもいいかもしれません。

旅程

開始時刻終了時刻内容料金
8:178:53山陽新幹線 さくら545号 (新神戸~岡山)大人5610円 こども 1000円
大阪~岡山のこども1000円ファミリー切符を利用
9:059:58マリンライナー15号(岡山~高松)グリーン料金 470円/人
10:0010:30高松シンボルタワー見学無料
11:00レンタカー
11:3012:30昼食 山田屋
13:30五色台展望台無料
14:3016:15中野うどん学校 うどん作り体験一人1600円
16:3017:30栗林公園大人410円 小人170円
駐車場 100円/25分
21:2021:30高松駅 サンライズ瀬戸見学入場券 大人190円 こども90円
宿泊 JRホテルクレメント高松
7:207:40高松駅 サンライズ瀬戸見学入場券 大人190円 こども90円
9:0010:30高松城跡見学大人200円 小人(6~16歳)100円
11:3012:30昼食 お土産購入 マリタイムプラザ高松
13:3013:45フェリー連絡バス(高松駅~高松東港)無料
14:0018:45ジャンボフェリー(高松港~神戸港)大人1890円 小学生 1000円
土休日や深夜は追加料金あり
19:0519:15フェリー連絡バス(神戸港~三ノ宮駅)大人210円 小児110円
(フェリー船内で200円券を販売)
2日間の旅程表

こども1000円のお得きっぷで岡山へ

まず、出発日の朝は、JRで新神戸駅まで。

新神戸駅から新幹線さくら545号に乗り、岡山で降りました。

旅行をした時期が夏休み期間だったこともあり、今回は子供料金が1000円になる切符を利用しました。

新大阪~岡山など、限られた区間でしか使えませんが、子供料金がどこまで乗っても一律1000円で指定席に乗れるので大変お得です。

うちの場合、子供料金がかかるのは長男一人だけで、あと2人は料金不要で乗れるのですが、さすがに5人で3席にすると狭いです。

自由席利用でもよいのですが、今回は安いので子ども二人分をあえて購入しました。

マリンライナーパノラマ展望席

岡山駅では、マリンライナー15号に乗り換えました。

この列車は先頭だけ指定席・グリーン車で、2階建てになっています。

せっかくなので、一番前のパノラマ席を予約しました。

この席は一列4席だけで、ほかの席とは離れているので、4席確保すれば子供が多少騒いでもほかのお客さんの迷惑にはならなさそうです。

パノラマ席はグリーン車なので、グリーン料金を支払う必要があります。

大人も子供も関係なく岡山~高松は1000円の追加料金が必要です。

ただし、J-westカード会員の場合は、470円で乗車ができました。

4人分で1880円。

ちょっとしたアトラクションとして、払ってもいい額かなと思いました。

展望席からは瀬戸大橋を渡りながら、内海の景色を楽しむことができました。

高松シンボルタワー見学

高松駅に着いたら、高松シンボルタワーに行ってみました。

このタワーは高松駅のすぐ隣にあって、展望スペースからは高松市内の様子がよく見えました。

瀬戸内海の島へ行く船がひっきりなしに行き来していました。

展望スペースにはストリートピアノが設置されていて、誰でも演奏できるようになっていました。

レンタカーしてうどん屋へ

次に、高松駅前のトヨタレンタカーで車を借りました。

高松市内にはバスや電車もあるので、車を使わなくても観光はできそうでした。

ただ、今回行きたいと思っていたうどん屋や施設の場所を考えると、車を使った方がよさそうでした。

昼食は「うどん本陣山田屋」といううどん屋さん。

子連れでも楽しめる雰囲気の良いうどん屋で検索してたまたま見つけたお店でした。

登録有形文化財に指定されているという建物で、「本陣」という名前がとてもあっています。

うどんは表面が輝いていて、これまでに経験のしたことがないようなのど越しの良さでした。

うどん作り体験

おいしいうどんを頂いたあと、少しドライブをして子供たちは一休み。

展望台で景色を見て時間を調整してから、中野うどん学校高松校へ。

ここではうどん作りを1時間でコンパクトに教えてくれました。

事前にインターネットで予約をして、14時30分からの回に参加しました。

小麦粉と水を混ぜたり、足で踏むところなどは、結構大変な作業でした。

そんな作業も楽しくできるようにと、いろんな世代が知っていそうな有名な楽しい音楽をかけたり、盛り上げるためのタンバリンを貸してくれたり。

なかなかよくできたプログラムで、1時間の体験はあっという間でした。

最後には、切りたてのうどんを釜揚げにしていただきました。

出来立てのうどんは美味しく子供たちも大満足。

卒業証書もいただきました。

栗林公園で散策

たくさん食べたので、少し腹ごなしに栗林公園を散策。

夕方になって少し陰ってきていたので、散策にはもってこいの時間でした。

子供たちにはあまり楽しくない場所かもしれないと少々心配していましたが、

中に入ると鯉がいるのをじっと見てみたり、山の上にどんどん登ってみたり、意外と楽しんでいたようです。

2歳の三男も自分の足でしっかり歩いていました。

あまり暑すぎず、影があったのが良かったのかもしれません。

高松駅前で宿泊

今回はJRホテルクレメント高松というホテルに泊まりました。

このホテルは高松駅から徒歩1分のところにあって、とても便利です。

部屋からは海や山が見えて、景色が素晴らしかったです。

子供を連れて全部で5人ということで、2部屋をつないだコネクティングルームになりました。

全てが2セットあるので、子供たちはどちらを使おうかと楽しんでいました。

夜はホテルの近くにあるレストランで食事をしました。

ホテルから港までデッキでつながっていて、途中に飲食店やお土産物店、コンビニが入っているサンポート高松があります。

ホテルのレストランは高級だしこども連れでは入りにくいですが、ここならば気軽に入れるお店もありました。

コンビニもあるので、朝食の準備も問題なくできました。

サンライズ瀬戸

鉄道好きの子供たちにとっては、サンライズ瀬戸という寝台電車を見るのも面白かったようです。

住んでいる場所は、真夜中に電車が通るので子供たちは本物を見たことがありませんでした。

高松駅ではまだ子供たちが起きている時間に電車が駅に止まっています。

高松駅の入場券を購入して中に入ってみました。

ただ外から見て写真を撮っただけですが、満足してくれたようです。

高松城跡

朝食を食べた後は、高松城を見て回りました。

高松城は海のすぐそばにあって、堀に海水が入っています。

池にいるのが鯉ではなくて、だったのが新鮮でした。

ブラタモリで紹介されていた、海からの玄関口である門は残念ながら工事中でしたが、場内の散策を楽しみました。

ちょっと暑かったので、子供たちはすっかり疲れてしまいました。

ジャンボフェリーで神戸へ

最後に、高松からはジャンボフェリーという船で神戸まで帰りました。

高松駅からジャンボフェリーの乗り場までは少し離れていますが、無料の連絡バスが出ているので、便利です。

ジャンボフェリーは新しい船「あおい」に乗船しました。

高松から神戸までおよそ5時間の船旅。

瀬戸内海の島々を見ながら船内をじっくり楽しむことができました。

大きな船に乗るのが初めてだった子供たちはあちこち探検していました。

5人でテーブルを囲んで座れるボックス席を予約しましたが、あまりその場にいる時間は長くありませんでした。

船に乗って真下から明石海峡大橋を眺めたり、足湯につかりながら神戸の街を眺めたり、ゆったりした時間を過ごすことができました。

まとめ

神戸から瀬戸大橋を渡って高松へ、そして船に乗って神戸に戻ってくるという、ルートで旅をしてみました。

移動が大半を占めていますが、景色を楽しんで飽きることはありませんでした。

時間はかかりますが、高松へ行くにはジャンボフェリーがとても安くて便利です。

子供たちも大満足していました。

みなさんの旅の計画の参考になれば幸いです。