神戸青少年科学館で毎年開催されている鉄道模型のイベント。
2月11日と12日の2日間にわたって開催されていました。
ここ数年は新型コロナウイルス蔓延の影響で開催されていませんでした。
3年ぶりの開催ということもあって、今年の鉄道模型のイベントは大盛況。
10時過ぎに会場に着くと、入り口でチケットを買うために長蛇の列ができていました。
今回はそのイベントの内容と会場の様子などをご紹介します。
イベントの内容
青少年科学館の4階の展示スペースで、Nゲージ、Oゲージ、HOゲージ、トラムの4種類が展示されていました。
実際にこどもが運転できるわけではなく、走っているのを見るだけですが、それぞれの展示で30分ごとに交代で電車の説明などがありました。
Nゲージ
Nゲージの大きさは本物の1/150サイズ。線路の幅は9mmです。
色んな種類の電車が販売されているので、知っている電車も知らない電車も次々と走らせてくれて、解説もかなり忙しそうでした。
走る電車がどんどん入れ替わるので、こども達も飽きることなく引き込まれるように夢中で見ていました。
我が家のこども達も見慣れたサイズで、見慣れた電車も、憧れの電車も、全く知らない電車も集中して目で追っていました。
周りのこども達も「ラピート!」「大阪環状線!」「500系!」「かもめ!」と知っている電車が出てくると、解説よりも先に叫んでいました。
さすがに鉄道大好きなこども達が集まっているのでみんな電車の名前をよく知っています。
Nゲージは特に近くで見られるので携帯やカメラで撮影しているこどもも多くいました。
夢中になっているこども達の目はみんな輝いていました。
こういう様子は本当に微笑ましいですね。応援したくなります。
他の展示と比較して、一番盛り上がっていましたし、みんな最後まで飽きることなく見ていました。
HOゲージ
Nゲージより大きく、迫力があります。
大きさはは本物の1/80サイズ。線路の幅は16.5mmです。
電車が大きい分、線路も大きくとても広いレイアウトで走らせてくれます。
HOゲージも売られていますが、Nゲージほど種類の数は多くない印象です。
今回の展示では、走るスピードはそれほど速くなくゆったりとしていたり、電車の種類もそれほど多くなかったりして、こども達もNゲージほど熱中して見ているというよりは、他の展示も見ながら時々見に来て、しばらく楽しんでまた他の展示も見に行くようなこどもが多かったです。
こども達の入れ替わりもあり、レイアウトも大きくて広いので、大好きな電車をゆっくり見て楽しめたり、電車の中まで本物そっくりなので細部まで楽しめたり、Nゲージよりも上級者向けですね。
Oゲージ
大きさは本物の1/45サイズ、線路の幅は32mm。
Nゲージから見始めたこども達は、まず電車の大きさに驚きました。
電車の種類はHOゲージよりさらに少なかったのですが、阪急電車、阪神電車、新幹線、阪急の古い車両やアメリカの貨物列車など色々な電車を走らせてくれました。
HOゲージよりさらに大きなレイアウトでゆったりと走る電車を見ていると、本物を見ているような気分になれます。
HOゲージよりもさらに上級者向けですね。
Oゲージの解説を聞いていると、昔はOゲージが主流だったのが、モーターの開発が進み小型で性能の良いものができて、HOゲージになり、Nゲージになり、さらに小さいZゲージやGゲージなども走らせられるようになってきたとのこと。
なるほど!
Oゲージは販売されている電車もありますが、解説されていた方は自分でボール紙で成形し、塗装を重ねて電車を自分で作ったと話されていました。
手先の器用さがあれば誰でも作れると。
決して誰にでもできるものではありません。
私には絶対無理です。
もちろん電車の中やライトの加減まできっちり再現されています。
昔の阪急の車両やアメリカの貨物列車など、大人が見ていると興味深いのですが、こども達は知っている車両ではないからか、だんだん疲れてきました。
しかし、解説の最後の方になると、線路の端にネコバスが登場しました。
となりのトトロに登場するあのネコバスです。
疲れて「帰ろう」と言い出した我が家のこども達でしたが、ネコバスが線路に乗ると目の色が変わりました。
あのネコバスで何をするんだろう・・・と興味津々になった様子。
まもなく解説が終わるという時になって、最後に線路に登場したドクターイエローの横を猛スピードでネコバスが走っていきました。
3男はネコバスがすごい速さで疾走していくのを見て大爆笑でした。
長男と次男を含め、周りのこども達も「何だアイツ!!」「速~い!!」「トトロだ~!」「ドクターイエローより速い!!」と大興奮。
それまで静かに電車を眺めていたこども達でしたが、最後のネコバスを見て大盛り上がりでした。
スタンプラリー
青少年科学館全体に配置されたスタンプラリーです。
入口で用紙をもらって、各フロアに設置されたスタンプを探しながら、青少年科学館の展示全体を見て回れるというもの。
今回は鉄道模型のイベントを目的に青少年科学館に来たのと、鉄道模型を一通り見終わった時にはお昼ご飯の時間を過ぎていたこともあり、他の展示はあまり時間をかけて見る余裕がなかったのですが、こども達はもっと見たいようでした。
身近なエネルギーを体験できるものや、宇宙や隕石に関する展示など、遊びながら科学を体験できるいい施設だなと思いました。
また別の機会に遊びに行こうと思います。
スタンプラリーで全てのスタンプを集めると、阪神、阪急、神戸電鉄のグッズの中から1つをもらうことができます。
まとめ
今回は鉄道模型のイベントを目的に神戸青少年科学館へ行きました。
こども達が一番熱中して見ていたのはNゲージかなと思ったのですが、何が一番楽しかったかと聞くと、「ネコバスがすごい速さで走ってたのが面白かった」と言っていました。
普段遊んでいるNゲージよりも大きいHOゲージやOゲージを見る機会がないですし、Nゲージもこれほど沢山の車両を見る機会もないので、こども達は色んな意味で楽しかったようです。
また来年も開催されることを期待していますし、きっと来年も見に行くと思います。
来年のイベントまでに、こども達と一緒に鉄道の図鑑を見て、鉄道の知識を増やしておきたいですね。
そして、近いうちに神戸青少年科学館の展示を見に行って、またその様子などをブログでご紹介したいなと思っています。
今回も最後まで読んで頂いてありがとうございました。
また次回配信もお楽しみに。