梨がおいしい季節
せっかく梨を食べるなら、生産地で学んだり梨狩りをして食べたい。
ということで、鳥取県へ旅行に行ってきました。
行き先は鳥取市と倉吉市周辺。
鳥取といえば、鳥取砂丘。
そして鳥取の梨といえば、二十世紀梨ということで、二十世紀梨記念館のある倉吉へ行きました。
また、ローカル鉄道の廃線・存続が話題となっているので、なるべく鉄道を利用して旅行をしてみました。
いかに車社会になっていて、鉄道だけだと不便かよくわかりました。
そんな中でも鉄道やバスだけで移動するとどういうプランができるのか、紹介します。
鳥取旅行プラン
スケジュール
開始 | 終了 | 予定 | 備考 |
一日目 | |||
7:57 | 10:43 | 特急スーパーはくと (三ノ宮~倉吉) | |
11:00 | 11:12 | バス (倉吉駅~赤瓦白壁土蔵) | |
11:15 | 11:45 | 倉吉線鉄道記念館 | |
11:45 | 14:30 | 白壁土蔵散策 | |
14:30 | 16:00 | 鳥取二十世紀梨記念館 | |
16:04 | 16:16 | バス (倉吉パークスクエア~倉吉駅) | |
16:30 | 16:40 | 望湖楼 送迎バス | |
望湖楼宿泊 | |||
二日目 | |||
9:00 | 9:10 | 望湖楼 送迎バス | |
9:35 | 10:21 | とっとりライナー(倉吉~鳥取) | |
10:30 | 11:00 | レンタカー移動 | |
11:00 | 14:00 | 鳥取砂丘 | |
14:00 | 15:00 | 梨狩り | |
15:00 | 15:30 | レンタカー移動 | |
15:30 | 16:30 | 鳥取駅散策 | |
16:55 | 19:10 | スーパーはくと14号(鳥取~三ノ宮) |
一日目は金曜日、二日目が土曜日と休みと少しずらしてなるべく人が少ない時期を狙いました。
こどもが疲れると歩けなくなるので、あまり無理をしないスケジュールに。
鳥取市内の移動もバスで何とかしようとしたのですが、意外にバスの本数が少ないことと、梨狩りの農園からバス停が少し遠かったので、今回はレンタカーをしました。
スーパーはくと1号で倉吉へ
朝食を家では食べずにまずは電車に乗りました。
パンを買い込んで、朝一番のスーパーはくとに乗車。
8時前に三宮を出発することもあってか、人はそれほど多くありませんでした。
旅行会社のツアーでも、この2時間後にくるスーパーはくと3号が高めの料金設定だったので、旅行で利用される人は一本後が多いのかもしれません。
空いているので快適でした。
車内で朝食を済ませて、車窓を楽しみながらひと眠り。
倉吉駅には11時前に到着しました。
3時間近い乗車時間のうちに子供たちも多少退屈してきたようですが、朝食とうたたねで、何とか持ちこたえました。
倉吉散策
JR倉吉駅のコインロッカーに大きな荷物を預け、散策へでかけました。
コインロッカーの数は少ないですが、まだこの時間は空きがありました。
もしコインロッカーがいっぱいでも、駅の目の前にあるお土産屋さんにも預かってもらえるようなので、荷物を置く場所は心配しなくてもよさそうです。
JR倉吉駅は駅のホーム自体は古い印象でしたが、駅舎は新しくキレイで、いかにも最近の駅でした。
エスカレーターを下りて少し歩いた先にはバス停があり、そこから白壁土蔵群など観光地のある中心部へ向かうバスや、宿泊するホテルの送迎バスも出ていました。
倉吉線鉄道記念館
まずはバスに乗って赤瓦白壁土蔵のバス停へ。
もともと倉吉の中心はこちらだったようで、倉吉線という鉄道もあったそうです。
昔の倉吉線の打吹駅があった場所には、倉吉線鉄道記念館がありました。
記念館といっても小さなもので、2部屋くらいの規模のものでした。
そこには昔の倉吉線の写真が多数展示されていました。
また、部屋いっぱいにディーゼル機関車が展示されていて、子供たちはそのディーゼル機関車を楽しんでいました。
屋外にはC11蒸気機関車も展示されていました。
こちらはとても古びていて、子供たちは怖がっていました。
赤瓦・白壁土蔵
赤い瓦の建物や、白壁の土蔵を改装したお店が立ち並ぶエリア。
レトロな雰囲気を味わうことができて、大人には面白いエリアでした。
ただ、子供にはあまり魅力はなかったようです。
お昼ご飯を食べて、少し散策をしてから、20世紀梨記念館に移動しました。
20世紀梨記念館
白壁土蔵のエリアから20世紀梨記念館までは約1km。
散策にはちょうど良い距離かなと思います。
広い駐車場の横を通り抜けると、梨の木が何種類も並んでいました。
中には大きな実をつけたものも。
いよいよ梨の記念館に入るんだなと気分を高めてくれます。
館内の真ん中には、根っこから葉の先まですべて見えるように梨の木が展示されていました。
通常は土の中に埋まっている根の様子もしっかり見ることができて、梨の木の作りがよくわかりました。
梨の食べ比べコーナーもあって、子供たちも喜んで食べていました。
20世紀梨がどうして鳥取で作られるようになったのかとか、
梨の栽培方法とか
20世紀梨から生まれた新しい品種など
とにかく梨尽くしで、ほかでは見ることができない大変面白い展示でした。
2階にはトンネルをくぐっていろいろな生き物を見つける仕掛けがあって、子供たちはびくびくしながら遊んでいました。
遊びながらも生き物の役割を伝えるなかなかいい仕掛けだなと思いました。
はわい温泉で宿泊
20世紀梨記念館からはバスで倉吉駅まで移動。
ちょうど高校生の下校時刻だったようで、バスは少し混雑していました。
途中で席が空いて座ることはできました。
googe mapの検索では倉吉駅の一つ手前のバス停で下りて歩くようにと指示されたのですが、バスはちゃんと駅前まで送ってくれました。
倉吉駅のバス停が少しずれた位置に設置されているので、駅に行くには手前で歩いた方が速いと判断されているのかもしれません。
倉吉の近辺には三朝温泉とはわい温泉があり、今回ははわい温泉の方に宿泊しました。
今回宿泊するのは望湖楼というところ。
倉吉駅には宿の送迎バスが来てくれました。
送迎バスは予約制で、30分刻みの運行。
我々の他にもう一組、合計7名をのせてマイクロバスは出発。
10分程度の移動でした。
バスで時間にある程度制約はあるものの、待ち時間の間にお土産を見ることもできたし、これはこれでよかったかなと思います。
鳥取ライナーで鳥取へ
今回は日本旅行のツアーで切符をとりました。
そのため、安いけれどいろいろ制限があって、倉吉から鳥取までは普通電車で移動することに。
9:35発の快速とっとりライナーに乗車
倉吉から乗車する人もたくさんいましたが、2両編成の列車には十分座席があり、みんな座ることができました。
特急列車と各駅停車とのちょうど間くらいの時間、45分ほどかけて鳥取まで移動しました。
レンタカーで鳥取砂丘へ
鳥取駅から鳥取砂丘への移動にはレンタカーを使いました。
鳥取砂丘だけならバスでよかったのですが、そのあと梨狩り農園に行く予定でした。
農園の位置がバス停から離れていたことと、
梨を持って帰るのが重いこと
を考えてレンタカーをしました。
駅レンタカーで車を借りて、鳥取砂丘まで高速道路のような一般道を走って15分程度。
バスだと30分くらい。
時間を有効に使うという意味でもレンタカーは便利でした。
今回はガソリン代も含めて6000円程度でした。
鳥取砂丘を満喫
鳥取砂丘では定番のコース、馬の背まで歩いて戻ってくるという程度でしたが、子供たちは楽しそうでした。
暑かったので途中で歩かなくなるのではないかと心配していましたが、何とか行って戻ってくることはできました。
7歳長男は、馬の背の向こうに見える海岸まで降りようとしていました。
こどもたちにとって面白いかどうかが心配だったのですが、楽しんでくれていたようで一安心。
戻ってきてからロープウェイで少し上がったところにある、見晴らしの丘で昼食。
ちょっとしたことではありますが、冷麺のハムがラクダの形に切ってあったり、砂丘をイメージしたメニューがあってなかなか良かったです。
お土産物を見ながら時間を調整して梨狩りに向かいました。
梨農園街道で梨狩り
鳥取砂丘のすぐ近くに、梨狩りをする観光農園がいくつもありました。
事前にじゃらんで予約をしていた橋本園に行ってみました。
その日は予約しなくても普通に飛び入りでも梨狩りはできそうでした。
かごあたりの値段になっていて、何人で入っても1かごが1400円。
食べ放題ではないのですが、手ごろに楽しむにはちょうどいいかもしれません。
梨狩りを2かご分体験させてもらい、10個収穫しました。
その場で少し食べて残りは持ち帰り。
せっかくだからということで、ほかの観光農園にも立ち寄って、そこで売られている梨も買って帰りました。
駅弁を買ってスーパーはくとに乗車
17時前に鳥取駅を出発するスーパーはくとに乗車して帰路につきました。
車内で食べるお弁当を鳥取駅構内で購入。
約2時間の乗車は疲れもあってあっという間でした。
運転しなくていいので、寝てしまってもいいのは鉄道旅の良いところですね。
スーパーはくとが大好きな次男は、列車を降りるともっと乗りたかったと大泣きで大変でしたが、それくらい楽しい時間を過ごせたようです。
まとめと感想
今回は梨をテーマに鳥取・倉吉まで旅行してきました。
一泊二日でちょっと短かったのですが、結構楽しめたのではないかと思います。
子供たちには面白いところがあまりないのではないかと心配していましたが、
20世紀梨の記念館も、鳥取砂丘の散策も、梨狩りも楽しんでいました。
また、鳥取市内でレンタカーを使いましたが、そのほかは鉄道メインで移動しても十分楽しめました。
こどもを連れていく旅行プランの参考になれば幸いです。