子供が食物アレルギーを持っていると食べさせるものに気を遣います。
うちの次男は牛乳に対してアレルギー反応が出てしまいました。
とりあえず牛乳を使わないためには、豆乳を代わりに使うこともできるのですが、小学生になるくらいまでに牛乳が飲めるようになるために、少しずつ牛乳に慣らしていく必要があります。
最初はほんの一滴くらいからはじめて、最終的にはコップいっぱいの牛乳が飲めるようになるようにします。
もちろんスポイトやスプーンを使って量を調整して飲ませるのもよいのですが、我が家では毎朝食べる食パンを利用しました。
この記事では、乳アレルギーに慣らしていく際に、ホームベーカリーを使って焼いた食パンを使う方法を紹介します。
ホームベーカリーを使って毎日焼き立てパン
うちはパンが好きなので、毎朝食パンを食べます。
夫婦ふたりのときから食パンを買ってきて毎日食べていたのですが、子どもが生まれるとパンの消費量も多くなりました。
食パンは冷凍して保存ができるものの、やっぱり焼きたてが美味しいですし、なるべく早く消費したほうがいい。
ということで、ホームベーカリーを使って毎日焼くことにしています。
焼き立てパンの魅力
何と言っても焼き立てのパンの匂いはやっぱり良いです。
気分によっては干しぶどうを入れて、ぶどうパンにするなど、アレンジすることもできます。
もちろん、最近流行りの?高級食パンはやっぱり美味しいのですが、毎朝焼き立てパンの匂いで目覚めるのはなかなかの贅沢だと思います。
毎日焼く手間
最初は、
毎日パンを焼くのは大変じゃないか?
パンを焼き忘れたら朝ごはんないんじゃないか?
などなど、不安はたくさんありました。
確かに毎日パンを焼くのは、習慣になるまでは大変なのですが、慣れれば大したことはありません。
数分でセットは完了します。
パンを焼き忘れることはたまにあるので、最後の手段として(そして災害対策のローリングストックとしても)、グラノーラを常備しています。
よくある失敗はこちらの記事でまとめていますのでよかったらご覧ください。
乳アレルギーの対策に
次男は牛乳にアレルギーがあります。
アレルギーを治すために、少しずつアレルギーを起こす物質を食べさせて慣らしていくという方法をとります。
難しい言葉では経口免疫療法?経口免疫寛容?というようです。
そういうわけで、牛乳を本当に少しずつ増やして、食べさせていく必要がありました。
最初はスポイト一滴とか、微量の牛乳を飲ませることから始めます。
朝食のパンでやるメリット
乳アレルギーの対策にはいろんな方法があると思いますが、我が家では毎朝食べるパンを使って牛乳を食べさせることにしました。
朝ごはんなら、万が一アレルギー症状を起こしても、比較的すぐにお医者さんに行けるでしょうし。
市販のものはどのくらい牛乳が入っているかわかりませんが、自分で作れば牛乳の量を調整できます。
そして、牛乳を直接別に飲ませようと思うとどうしても忘れることが多くなるので、毎朝必ず食べるパンと一緒にすることで忘れないという点でもよかったと思います。
牛乳アレルギー対策につかったパンのレシピ
実際にはこんなかんじのレシピで毎日パンを作りました。
小麦粉(強力粉) | 250g |
無塩バター or オリーブオイル | 10g |
砂糖 | 16g |
塩 | 5g |
水+牛乳 | 190g |
ドライイースト | 1g |
水+牛乳の部分で牛乳の量を調整しました。
最初はバターも使わないものから
まずは、一切乳製品を含んでいないパンを焼くということで、バターの代わりにオリーブオイルを使って焼きました。
たまたまオリーブオイルが余っていたからというのもあるのですが、まずまず普通にパンは焼けました。
次男の場合は、もともとパンを食べることはできていたので、加工されたものや加熱したものは比較的反応が出ないのかもしれないと思っていました。
そういうわけで、まずはバターを10gにしても問題ないかを確認しました。
牛乳を入れて慣らす
バターを使うようになってからも、最初は0gで、バターに入っている牛乳が大丈夫かどうかの確認からしました。
焼き上がりのパンのうち、8分の1位を次男が食べるので、牛乳を10gくらい入れると1g食べたことになります。
最初のうちは少しずつ量を増やして、口の周りが赤くなったり、咳が出たりしたら一旦中断して、というのを繰り返して、徐々に徐々に慣らして行きました。
いまはパンには190g全部牛乳にしても大丈夫なようになりました。
まだまだ生の牛乳を沢山飲める状態ではありませんが、少しずつ慣らしていきます。
最後に
乳アレルギー対策としてパンに牛乳を入れてすこしずつ慣らしていく方法を紹介しました。
牛乳の量をスポイト一滴分ずつ増やしていくのはなかなか難しいですが、こういう形でパンに入れてしまうと調整はしやすかったように思います。
また、朝ごはんと一緒になっているので、飲ませ忘れることはありませんでした。
いろいろな方法があるとは思いますが、一つの参考になれば幸いです。