帝王切開で出産した3兄弟(前編)

ママブログ

子育てブログですが、今回は出産についてお話したいと思います。

我が家の3兄弟はみんな帝王切開で産まれました。

同じように帝王切開で出産したママ友はたくさんいますが、最初に帝王切開で出産したと言ってくれる時は悲しげな顔をする人が多いです。

私も同じでした。

必要がなければ言わなかったし、言いたくなかったし劣等感のようなものを感じていました。

しかし帝王切開を3回経験した今、劣等感のようなものは薄くなり、同じように感じている人の劣等感のようなものを少しでも払拭できたらと思い、前編と後編の2回に分けて分けて自分の経験を語ることにしました。

今回は前編として帝王切開で出産することになった経緯、帝王切開の手術直後の様子などをご説明します。

一人目の産前休暇、のんびり実家で過ごす

初めての産前休暇に入り、しばらくは西宮にいましたが出産予定日の3週間ほど前に実家の淡路島に移動しました。

出産予定であった古い産院へ検診に行く度に、毎度毎度「子宮口が開いてないからまだ産まれない」と言われていました。

出産予定日の2週間前、夫はスウェーデンへ1週間出張に。

「帰ってきたら産まれてるかも」と夫の同僚に言われていましたが、全く産まれる気配もありませんでした。

出産予定日を過ぎて

出産予定日を過ぎると骨盤の形レントゲン撮影してみましたが異常なし。

赤ちゃんも逆子ではなく、頭が下にありました。

「陣痛が始まったら急に子宮口が開いて産まれるのかも」と看護婦さんから言われ、いつ陣痛が始まるのか毎日ソワソワしていました。

何をしても集中できず、1日1日がとても長く感じました。

自分がのんびりしているから産まれてこないのかと心配になり、長距離のお散歩に出かけたり、家の階段の上り下りを繰り返したりしていました。

(その後、これはやめなさいとお医者さんから言われました)

周りもソワソワ

同時期に出産予定だった従姉や従兄の奥さんの出産報告もあり、「そろそろ出ておいで~」と母親がお腹に話しかけるようになり、

義理の母から「焦っても仕方ないよ、母親は待つのが仕事だから」と電話がかかってきたりしました。

みんなが気にしていることも伝わり、プレッシャーも感じていました。

出産予定日後2週間が近づくと

予定日を10日以上過ぎたころ、「羊水が少し減ってきているから予定日から2週間過ぎても陣痛が来なかったら帝王切開にしよう」と産院で言われました。

帝王切開はイヤだ!と思い、近所の神社にお参りに行ったりしました。

今までの人生の中で一番長く感じた2週間でした。

帝王切開の予定日になり、朝からおしるし(出血)があり弱い陣痛が始まっていましたが、「子宮口が少ししか開いていないからまだ産まれない」と言われ、予定通り帝王切開をすることになりました。

帝王切開の手術

手術の準備をして手術台に上り、脊椎麻酔をして手術開始。

下半身の麻酔なので手術中もずっと意識があります。

手術開始から20分くらい(?)、あっという間赤ちゃんが出てきました。

初めての赤ちゃんが元気に産まれてきたことに感動するも、手に血圧計や心拍計(?)などをつけていたので、産まれてきた赤ちゃんを抱くこともできず、赤ちゃんの手を触ったり顔を見たりするだけしかできませんでした。

帝王切開で出産した後

手術後は徐々に麻酔が切れて、少しずつ足を動かせるようになりましたが、手術の痛みであまり眠れませんでした。

そして翌朝、赤ちゃんの心音に大きな雑音が聞こえるとのことで赤ちゃんだけ近所の大きな医療センターへ運ばれました。

(赤ちゃんが医療センターへ運ばれた件についてはこちらの記事を参照ください)

翌朝は手術の痛みと子宮が収縮する痛みがまだありましたが、傷口を押さえながらゆっくり歩いて個室へ移動。

手術翌日のお昼ご飯、晩御飯と少しずつご飯を食べられるようになりました。

手術の痛みは痛み止めの薬をもらって少しずつ楽になり、手術2日後には歩き回れるようになりました。

まだ点滴の針は刺さったままでした。

医療センターへ運ばれた赤ちゃんのことが心配で涙が止まらない2日間でした。

授乳が始まる

手術3日後、赤ちゃんが元気なので産院に戻ってきました。

そこで初めて赤ちゃんを抱っこしてミルクをあげることができました。

数時間後、初めて授乳をすることができました。

立ったり座ったりする時にまだ少し痛みはありましたが、基本的には手術3日後には手術の痛みはあまり気にならなくなりました。

その後は毎日赤ちゃんの授乳やお世話で忙しくなりますが、自然分娩の場合と変わりません。

帝王切開の痛みは、陣痛の痛みと比べると楽なのかもしれません。

人によって違うので何とも言えないところですが。

ただ、私の場合は自然分娩できなかったことに納得できずモヤモヤした気持ちが残りました。

そして今後二度とこの産院で出産したくないと思いました。

(幸い、私が出産した小さな古い産院は、長男出産直後になくなりました)

そのことについては後編でお話します。

ぜひ後編も読んで頂けると嬉しいです。

今回も最後まで読んで頂いてありがとうございました。