兵庫県でも南側、西宮市周辺に住んでいるとほとんど雪を見ません。
まれに降ってもうっすら積もったか積もらないか程度。
雪合戦をしたり、雪だるまを作ったりするほどは積もりません。
子供たちに、雪を経験させるためにどこか雪国に行ってみようということで、秋田旅行に行ってきました。
雪遊びだけならば、スキー場に行ってもいいのですが、せっかくなのでほかにも見たいものを盛り込んだ旅行にしてみました。
長男が桃太郎電鉄というゲームで登場して恐ろしい目にあったことがある「なまはげ」を見てみたいということと、
次男が秋田新幹線「こまち」に乗りたいということで、
秋田の中でも大移動をする行程を組んでみました。
どんなふうに行程を組んだのかを詳しく紹介しています。
こどもを連れた冬の秋田旅行の参考になれば幸いです。
なお、妻の目線のブログも公開していますので、よろしければ合わせてご覧ください。
今回の行程
開始 | 終了 | 内容 | 備考 |
1日目 | |||
8:05 | 9:35 | 飛行機 ANA 1651便(伊丹空港~秋田空港) | DHC8-Q400 プロペラ機 |
9:50 | 10:30 | リムジンバス(秋田空港~秋田駅西口) | |
10:30 | 12:00 | 秋田駅散策 昼食 | |
12:10 | 13:05 | JR男鹿線(秋田駅~男鹿駅) | EV-E800 蓄電池駆動電車 |
13:05 | 13:30 | 男鹿駅散策 | |
13:30 | 13:55 | なまはげシャトル(男鹿駅~なまはげ館) | |
13:55 | 15:25 | なまはげ館・男鹿真山伝承館 | |
15:25 | 15:40 | なまはげシャトル(なまはげ館~男鹿温泉) | |
セイコーグランドホテル 宿泊 | |||
2日目 | |||
8:10 | 8:40 | ホテル送迎バス | |
9:07 | 9:59 | JR男鹿線(男鹿駅~秋田駅) | |
10:07 | 10:39 | 秋田新幹線こまち(秋田駅~大曲駅) | |
11:15 | 11:32 | JR(大曲駅~横手駅) | 秋田駅から乗りとおすことも可能 10:16秋田発 |
11:32 | 12:00 | 徒歩 (横手駅~かまくら館) | |
12:00 | 12:30 | かまくら館 | |
12:30 | 15:00 | 横手散策 昼食 | |
15:04 | 15:21 | JR (横手駅~大曲駅) | 秋田駅まで乗りとおすことも可能 16:12秋田着 |
15:37 | 16:08 | 秋田新幹線こまち(大曲駅~秋田駅) | 定刻通りならば追い抜きが見られる? |
16:40 | 17:20 | リムジンバス(秋田駅~秋田空港) | |
18:10 | 19:55 | 飛行機 ANA1656便 (秋田空港~伊丹空港) | DHC8-Q400 プロペラ機 機内で夕食 |
一日目が日曜日、二日目が月曜日と少しずらして旅行してきました。
雪が積もった状態の雪国で車を自分で運転するのは怖かったので、公共交通機関のみで移動できるようにしました。
どうしても待ち時間が発生したり時間の制約があったりしますが、まぁまぁ楽しめたのではないかと思います。
プロペラ機への搭乗でワクワク
ずらし旅でお得に予約
ANAのマイルがたまっていたので特典航空券で予約をしました。
出発の3週間くらい前に予約をしようとしていたので、
土日の丁度良い時間帯は予約できませんでしたが、一日ずらすだけで難なく予約できました。
ずらし旅はおとくでおススメです。
こどもにとっては初めてのプロペラ機
今回の飛行機はボンバルディアのプロペラ機。
小さい飛行機で、伊丹空港ではボーディングブリッジに直接つながっていませんでした。
ボーディングブリッジ横の階段を降りて、地面を歩いて飛行機へ。
機体を間近で見ることができて、こども達も楽しそうでした。
機内で朝食と二度寝
8時発の飛行機なので、7時には空港につかなければいけない。
ということで、こども達にとってはとても早起きでした。
朝ごはんを食べる時間もないということで、パンだけ買ってまずは空港へ。
機内で朝ごはんを食べました。
食べ終わったら早起きして眠たかったこともあり、次男はお昼寝。
結果的には機内でぐずったり退屈したりすることもなく良かったです。
秋田駅前の広場で雪遊び
リムジンバスで秋田駅まで移動
一日目の最終目的地は男鹿半島なので、最速で行くには車でした。
ただ、ずっとバスやタクシーに乗って移動というのも面白くないとおもい、
一旦リムジンバスで秋田駅まで移動しました。
秋田駅は西口のバスターミナルに10:30ごろに到着しました。
秋田駅前の広場で楽しむ
雪が一面に積もっているのが子供たちにとっては楽しかったようです。
雪が深すぎると遊ぶのも大変ですが、ちょうど良い感じの積もり方。
しばらくは広場で雪を触って遊びました。
秋田の人にとってみれば当たり前のことなんだと思いますが、我々の他に遊んでいる人はだれもいませんでした。
こども達にとっては良い経験になったと思います。
早速、今回の旅の目的は達成したかなと。
男鹿半島へ移動
蓄電池式電車で男鹿へ
秋田駅から男鹿半島は結構離れていて、電車で約1時間かかります。
この電車がEV-E800という蓄電池式の変わった電車でした。
普通の電車は、上にある電線から電気をとって走るので、電線のないところは走れません。
蓄電池式の電車は、電線のないところでは蓄電池の電気で走ることができます。
こどもたちには、「電池で走るんだって、プラレールみたいな電車だね。」と言っていました。
実際に乗車するまでは良かったのですが、やはり1時間の乗車時間は長かったようです。
なまはげシャトルで観光
終点の男鹿駅からなまはげ館までは、事前に予約しておいた、なまはげシャトルという乗合タクシーで移動しました。
予約する人数によって車の大きさは変わるようでしたが、我々が利用したときはジャンボタクシーでした。
なまはげ館の目の前まで連れて行ってくれるので、雪道でも安心です。
なまはげ館周辺で遊んだあと、男鹿温泉までも別に予約したなまはげシャトルで移動。
行き先は男鹿温泉としか表示されていませんが、宿泊するホテルの前まで連れて行ってくれました。
乗合タクシーで時間が決まっていて、本数も多いわけではないですが、うまく観光ができるように考えられたスケジュールになっているので、それほど待っている時間が長いという印象はありませんでした。
セイコーグランドホテルで宿泊
今回はセイコーグランドホテルというホテルで宿泊しました。
理由は2つあります。
石焼鍋がおもしろそう
このホテルでは、なまはげが部屋にやってくるというプランもあって面白そうでしたが、長男がなまはげが部屋に入ってくるのは怖いとビビッていたのでやめておきました。
他には熱く焼いた石を桶の中に放り込んで調理する石焼というものを実演してくれるプランがありました。
せっかくだから何かほかの場所では見れないことを見せてあげようということで、少し高いですがこのプランを選びました。
静かだった水の中に熱い石を投入した瞬間、水が沸騰しだす様子はなかなか見れないので面白かったです。
男鹿駅までの送迎バスがある
男鹿駅まで送迎をしてくれるというサービスがあったのも大きいです。
往路でつかったなまはげシャトルは男鹿温泉~男鹿駅間で大人一人1600円。
これが無料になるのであればお得です。
男鹿駅での電車の発車時刻に合わせて2本設定されていたので早いほうで移動しました。
横手市へ移動
秋田新幹線「こまち」に乗車
次男の希望もあってどうしても秋田新幹線こまちに乗ることにしました。
盛岡などまで乗りとおした方がたくさんの時間こまちに乗っていられるのですが、それではあまり観光ができない。
ということで、途中の大曲まで乗車することに。
観光する場所としては、かまくらを年中体験できるという横手市を目指しました。
実際は、秋田駅から普通電車だけで移動できるし、新幹線を使っても大曲で後から来た普通電車に乗り換えるので到着時刻は同じでした。
大曲駅では、新幹線と在来線の両方が走れるようになった3本の線路が敷かれた区間について紹介するパネルがあり、子供たちは楽しんでいました。
横手かまくら館
大曲から横手の間は広い平野部を一直線に線路が敷かれていました。
一面深い雪で遠くに山が見える、とても印象的な景色でした。
横手駅からは徒歩で10分ほどの距離にあるかまくら館へ。
ここでは巨大な冷凍庫の中にかまくらが作ってあって年中見学することができます。
家族全員で中に入ってみましたが、あまりの寒さにかまくらの中をじっくり体験するわけにもいきませんでした。
窓越しに外から見ることもできるので、そちらで後から確認しました。
かまくら祭りが行われる少し前に訪れたので、近くの公園にもかまくらがいくつか作ってありました。
再び「こまち」で移動
横手から秋田空港までの戻り道にも再度こまちに乗りました。
移動の効率だけを考えれば、バスなどで直接秋田空港に向かった方が早いのですが、
「こまち」になるべくたくさん乗りたいという要望にこたえて帰りも新幹線を使いました。
当日は「こまち」が少し遅れていたので実現しませんでしたが、うまくいけば在来線の電車を「こまち」が追い抜く光景を見ることができたようです。
飛行機のなかで晩御飯
秋田駅で夕食となりそうなものを購入してからリムジンバスで空港まで移動しました。
乗り継ぎの時間には余裕があるものの、晩御飯を食べるほどの時間はない。
という効率の良さで飛行機の中まで到着してしまいました。
また、大阪に着いてからだと家に帰り着くのが遅くなってしまうということで、機内で夕食を食べることにしました。
帰りの飛行機では楽しかった旅行が終わってしまうし、疲れていることもあって、こども達の口数は少なめ。
少しは気を紛らわすことに役立ったでしょうか。
まとめ
1泊2日で少々移動距離の長い行程でしたが、子供たちは楽しんでくれたようです。
もともと、雪国の雰囲気を感じてもらうことが目的でした。
雪の中を走る電車に乗ったり、
道路に高く積み上げられた雪の壁の横を歩いてみたり、
屋根に連なったつららを見たり、
雪玉を作って投げてみたり、
普段の生活では経験することのないことを経験できてよかったなと思います。